長崎原爆の日ラジオ特集「食は命なり」87歳の料理研究家・脇山順子の原爆

【出演】脇山順子,【語り】長瀬萌々子,中村列子,【声】石長由紀子,田中義克,濱口楓真,松田愛梨,松田栞菜,大河内陽誠,白濱隆次,清家美保

NHKラジオ第1(福岡)

※2024-08-09 21:05放送分の詳細を表示しています。

長崎に原爆が投下されて79年。料理研究家で被爆者の脇山順子さん(87)は日常の営みである「食」を通して被爆の実相と記憶を伝え続けている。その生涯を追った。

1945年(昭和20年)8月9日11時2分に炸(さく)裂した原爆によって、長崎では7万人以上が犠牲になった。脇山順子さんは当時小学3年生で、爆心地から約3.3キロの長崎市鳴滝の自宅で被爆。家族は無事だったが仲の良かった友達は犠牲になった。脇山さんは「食」が未来を育むと考え、母親と同じ家庭科教師となる。そして、87歳になった今も戦時中の「食」を再現する料理教室を開き、平和の大切さを伝え続けている。