朗読の世界　山田太一「故郷の劇場」

山田太一「昭和を生きてきた」より『故郷の劇場』（河出文庫 ２０１６年初版）

今回は山田太一のエッセイ集「昭和を生きてきた」より『故郷の劇場』。「異人たちとの夏」の最終回はこの小説の主な舞台になった東京・浅草を巡る本人のリアルな回顧で締めくくる。東京・浅草に生まれ、幼少期を過ごした山田太一が故郷浅草を懐かしみ、慈しみ、残しておくべきもの、すでに失われたものを語り、改めて「いまを思う」珠玉のエッセイ。